業界裏話その1
不動産の物件情報は、どこの不動産会社でもほぼ同じだということはご存知でしょうか?
これは売主さんから売却の依頼(専任媒介・専属専任媒介・代理契約)を受けたとき、
不動産会社は流通機構(レインズ)に登録する義務があるのです。
レインズとは情報を一元化するための「不動産情報の流通機構」なのです。
レインズに登録することは業界内の法律で決められています。
一戸建でしたら80%以上、マンションでしたら95%以上の物件が登録されています。
この情報を元に私たち不動産業者(信託銀行系、大手チェーン店、地域の不動産業者等)は、日々営業活動を行っています。
では、物件情報が同じなら、どのようにして良い業者を選べばいいのでしょうか。
信託銀行系や大手デベロッパー系列の流通会社、大手といわれるチェーン店などであれば安心でしょうか?
しかし、本当にそれが良い選択でしょうか?
それでは、このような仲介会社はどのような営業をしているかご存知ですか?
一般の方は知りえない事ですが、大手は売り物件を集めるのに最大の力を入れます。
それはなぜかというと、それは仲介手数料が売主から必ず、契約時に入るからです。
物件を売却する場合、不動産会社に相談に行きますよね。
私のマンションは幾らぐらいで売れるの?
売れるまでにどのくらいの期間が必要?
などのように、いろいろ質問して納得すれば「専任媒介契約・専属専任媒介契約」を結びます。
この契約をした場合は、他の不動産会社にダブって売却依頼は出来ないのです。
※ 必ず一社のみです。
このような仕組みで不動産会社としては、売買契約が成立した場合、必ず手数料が入るのです。
しかも買主を見つければ買主からも手数料が入りますので非常に効率が良い事となります。
買主の場合は、物件を探し始めた頃は数社の不動産屋に相談に行き、
物件情報を得る情報網を作ります。
そしてどの不動産業者から購入しても良いわけです。
買主を対象に営業している不動産会社は、100%手数料が入る保証はないのです。
※ だから大手は売主を探しているのです。効率の良い営業ができますから。
しかし、これはあってはならない事ですが大手業者の中にはレインズに登録だけはするものの、
他業者からの問い合わせに対して、契約予定とか商談中とかの理由で紹介をしない事が良く有ります。
現実に、当社のお客様である大手業者に売却を依頼された方の話ですが、
我々、業者の問い合わせに対しては契約予定と言って紹介をしないものの、
お客様の話を聞くと、全然、購入希望者などを連れてきた事などないというものさえありました。
勿論、その方にはそのお話をして、実際にお客様の目の前でその業者に電話をして確認を取り、
いつもの様に契約予定と言われた事を見聞してもらいました。
大手さんはそのネームバリューで売却したいお客様を集めますが、
実際にそのお預かりした物件を熱心に売却する努力はそれほどでも無いといえます。
自社でどうしても売れない時や、誰が見ても売りにくい物件だけを他社に紹介するだけです。
売り物件だけ集めておけば、その内、他社で売却ができて、
売主様から仲介手数料が自動的に入ってきますからね。
購入希望者の方に力を入れても、他の業者で契約されたりという事ある訳で、
それよりは必ず、仲介料の入る売主さんだけ集めるわけです。
